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『吉川英治アルバム』
¥800
『昭和文学全集』付録 角川書店 全体少ヤケ・シミ・少汚れ 文学全集の付録。 著者の仕事や日常の写真、小林秀雄らによる文章を17頁に収める。 表紙写真にも続く「ある日の表情」など、著者の日常が伺えるミニアルバム。
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『横光利一アルバム』
¥800
『昭和文学全集 横光利一』付録 角川書店 全体少ヤケ 始頁及び別紙にシミ有り 別紙に汚れ・書入れ有り 横光利一『旅愁』が収められた文学全集の付録。 作品にちなんだヨーロッパの風景、八木義徳らの文章、横光家の家族写真などが17頁にわたって収められる。
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五味文彦『書物の中世史』
¥2,200
みすず書房 2003年発行 カバー付 全体僅かヤケ 『今昔物語集』『栄花物語』『梁塵秘抄』『吾妻鏡』等、中世になされた書物をそれぞれ取り上げ、その成立や歴史的展開を探ることで時代の「知」を描きだす。
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中野重治研究会編『文学アルバム中野重治』
¥600
能登印刷・出版部 1991年2版1刷 カバー(背破れ・ヤケ・シミ・イタミ)付 本体少シミ 始頁に少ヤケ有り 中野重治の生い立ち、青春時代、作家の仕事を多くの写真とともに辿る。 佐多稲子らの回想・略年譜付。
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結城信一『石榴抄』
¥800
新潮社 1981年初版 函(背ヤケ及び僅か傷み)付 本体少ヤケ 二十の年、会津八一の家に養女として入り、十四年もの歳月をそのそばで過ごしたきい子。 死の間際まで秋艸道人を陰で支え続けた彼女と、彼女を愛した歌人の姿を描く「石榴抄」のほか、八一の下に集った青年たちの青春を綴った「炎のほとり」「炎のなごり」を収録する。 八一の門下であった著者が、師を、またその周囲の人々を静かな筆で描く。
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「別冊かまくら春秋 最後の鎌倉文士永井龍男追悼号」
¥1,000
かまくら春秋社 1991年発行 全体少ヤケ・少汚れ 表紙及び背に傷み有り 1990年10月に亡くなった作家・永井龍男を追悼する。 作家本人の文章や里見弴・瀬戸内寂聴との座談会の再録、生い立ちや作家たちとの交流を辿るアルバム、井伏鱒二や山口瞳らの追悼文、長女・次女や里見弴ら子女による座談会等を収録する。
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成田龍一『「大菩薩峠」論』
¥600
青土社 2006年初刷 カバー(ヨレ)付 小口少汚れ 上角に細かい折れ有り 『大菩薩峠』は1913年から1941年にかけて書かれた中里介山の長編小説。 本書は『大菩薩峠』には日露戦争後から太平洋戦争直前までの「大日本帝国のすべてが書き込まれていた」とし、暴力、家族、ジェンダー、セクシュアリティなどに章立てしてゆく。
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平山三郎編『回想の百鬼園先生』
¥600
旺文社文庫 1986年初刷 カバー(背キズ・ヨレ・シミ)付 全体ヤケ 天キズ 本文の一部に縦折れ有り 百鬼園先生こと内田百間をとりまく人々、師、友人、弟子、読者らの言葉を、阿房列車の同乗者としても知られた平山三郎が編纂する。 辰野隆、森田たま、宮城道雄、福永武彦など。
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佐藤幸子『北畠八穂の物語』
¥1,600
北の街社 2005年初刷 カバー(少ヨレ)付 始頁に僅か汚れ有り 明治36年青森に生まれ、「あくたれ童子ポコ」や「マコチン」など多くの物語をあらわした北畠八穂。 青森市に生まれ育った子ども時代、希望に溢れた輝かしい女学校時代、深田久彌との出会いと別れ、宿痾となったカリエスとの戦い、同郷同年生まれの棟方志功、鎌倉文士たちとその家族など出会ってきた人々。 著者は作家の晩年に交流し、没後もその業績と生涯を追って一冊の本にまとめあげた。
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『石川啄木』(現代詩読本14)
¥700
思潮社 1980年初刷 全体ヤケ・少シミ 表紙及び背に少傷み有り 小口及び下角にヨレ有り 後ろ見返しに剥し跡有り 石川啄木について、詩歌、金田一京助や中野重治による論考、荻原井泉水や司馬遼太郎によるエッセイ、評伝、年譜、参考文献等をまとめた一冊。 巻頭には著者アルバム、岡井隆・寺山修司・北川透による討議。
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ジャン=リュック・スタインメッツ著/中島さおり訳『幻想文学』
¥600
文庫クセジュ 白水社 1993年初刷 カバー(ヤケ・キズ・少シミ・少ヨレ)付 天キズ・少シミ 三方汚れ 本文に僅かシミ有り 始頁にキズ・折れ有り 「幻想文学」とは何か。 その言葉の意味や語源、定義、テーマ、起源などをまとめ、またドイツ・ロマン派(ホフマンとその友人)、フランス・ロマン主義(ノディエやゴーチエ、バルザック・メリメ)、エドガー・アラン・ポーとその影響、そしてボルヘスやトーマス・オーウェンなど現代幻想文学について記す。
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秋山高志『在郷之文人達─近代之予兆』
¥7,000
那珂書房 2011年初版 カバー(少ヨレ・少汚れ)付 全体ヤケ・シミ 近世・常陸国の在郷文人88名を紹介し、その業績をまとめる。 連歌・詩・医学・道術等その分野は多岐に亘る。 『水戸の文人』(ぺりかん社)の姉妹編。
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秋山高志『水戸の文人─近世日本の学府』
¥5,500
ぺりかん社 2009年初版 カバー(少シミ・少ヨレ)付 天・小口僅かシミ 地シミ 近世水戸藩を主に、「水戸の文人」についてまとめる。 地方文壇の成立、庭園、書、出版、東洋史学、「富士登山」など資料を多く用い、文人たちのひととなりまたその業績、交流について検証してゆく。 『在郷之文人』(那珂書房)の姉妹編。
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桑原武夫『第二芸術』
¥1,000
講談社現代文庫 1976年4刷 カバー(スレ・背少傷み)付 全体ヤケ 現代俳句を舌鋒鋭く論じ、批判を受けるも虚子や三鬼からは称賛された「第二芸術」ほか、「短歌の運命」、「みんなの日本語」等8編を収録する。
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生島遼一『日本の小説』
¥600
白日書院 1947年発行 裸本 全体経年ヤケ・シミ・少傷み 本文の一部に小穴・破れ有り 折頁有り 扉頁書入れ 後ろ見返し蔵印・両見返し剥し跡有り 竹取物語からはじまり、宇治十帖、西鶴、八犬伝と雨月物語、漱石、鷗外、独歩という風に辿られていく「日本の小説」。 荷風と藤村、谷崎、秋声についての各論有り。
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宮沢清六校閲『宮沢賢治農民芸術概論綱要』
¥800
昭和50年度花巻市民芸術祭記念刊行 付略年譜・詩歌碑案内 花巻市教育委員会社会教育課編 花巻市文化団体協議会 1984年8刷 裸本 全体ヤケ・シミ・少ヨレ 1926年、宮澤賢治30歳ごろに書かれた「農民芸術概論綱要」。 1975年花巻市民芸術祭記念として、宮沢清六校閲により花巻市が刊行した小冊子。 宮沢賢治略年譜・花巻市及び岩手県内の賢治詩歌碑(1975年時点)を記す。
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鉄野昌弘『大友家持─日本人のこころの言葉』
¥700
創元社 2013年初版 カバー(僅かヤケ・僅かヨレ)付 天キズ 地僅か汚れ 折口信夫は、大伴家持の歌を評して「こんなに深い心で静かに物を考え、独り悲しんでいる人があったことを見逃していたのは、よほど反省して良いことである。」と書いた。 雄大素朴のイメージがある古代において寂寥と孤独、感傷や美を歌った家持。 万葉集に残されたその歌を鑑賞する。
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大島徳丸『茂吉・光太郎の戦後─明治人に於ける天皇と国家』
¥500
清水弘文堂 1979年初版 函(少ヤケ・少汚れ・背傷み)付 本体背少汚れ 奥付僅かシミ 後ろ見返し剥し跡有り 斎藤茂吉、高村光太郎は神州不敗を謳い、戦後「戦争協力者」として糾弾を受けた。 戦争を知るものとして、また歌人として幼き頃より彼らを敬慕してきたものとして、著者は茂吉・光太郎の「戦争賛美」とも捉えられる発言の中にある明治人精神を辿りなおし、また戦争責任を糾弾された後の二人の仕事とその死までもを追う。
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和辻照『和辻哲郎とともに』
¥600
新潮社 1970年6刷 函(ヤケ・少傷み)付 全体僅かシミ 本体背少汚れ 三方スレ・キズ 見返し及び始頁にヤケ有り 折頁有り 兄の友人だった和辻哲郎からの結婚申込みを受けてからの半世紀、和辻夫人としてあった著者の目に映る家族、友人、周囲の人々たちの姿。 夫婦ともにあった日々を綴った記録。
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幸田露伴『評釈 猿蓑』
¥500
岩波文庫 1977年7刷 裸本 全体ヤケ 三方スレ 両表紙少ヨレ・少汚れ 上下角僅かヨレ 本文一部に点々とキズあり 蕉風の句集のうちでも白眉とされる『猿蓑』。 『猿蓑』にある、芭蕉をはじめ、曽良、其角、去来らの句を幸田露伴が評釈する。
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真貝義五郎訳『ラフカディオ・ハーンの神戸クロニクル論説集─「パレット文庫」版』
¥1,500
恒文社 1994年初版 カバー(背少ヨレ)付 三方及び始頁にシミ・少汚れ有り 地に小印有り 1894年、ラフカディオ・ハーンは熊本五高を離れ、居留外国人向けの英字新聞『神戸クロニクル』論説記者となった。 ハーンの執筆した『神戸クロニクル』論説48編は早い時期から翻訳紹介されている。 本書はアメリカ・バージニア大学パレット文庫のハーン・コレクションに収蔵されていた新資料であり、翻訳とともになぜこれほどの分量の資料が埋もれていたのか、また神戸でのハーンの執筆活動について焦点をあてる。
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加賀栄治『内藤湖南ノート』
¥1,500
東方書店 1987年初版 カバー(ヤケ・シミ・ヨレ)付 天シミ 本文に印刷移り 後ろ見返し剥し跡有り 近代日本において中国学研究の最高峰とされる内藤湖南。 北村透谷との論争で知られる史家・史論家、山路愛山。 自身のエピソードを交えつつ、著者が惹かれてやまないというふたりの学者の足跡を辿る。
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高橋敏夫『理由なき殺人の物語─「大菩薩峠」をめぐって』
¥700
廣済堂ライブラリー 廣済堂出版 2001年初版 カバー(少ヨレ・少汚れ)付 本体少ヤケ・僅か汚れ 三方キズ 「理由のない殺人」がテレビのワイドショーや週刊誌を騒がせ、小説やドラマのなかに溢れる現代。 「理由のない殺人」からはじまる長編『大菩薩峠』は、現代に照応する「何か」がある。 作品が生まれた時代背景、作者、そして現代へと続く『大菩薩峠』の道筋を「理由なき殺人」をテーマに解きほぐしていく。
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福田眞人『結核の文化史』
¥2,200
名古屋大学出版会 1995年初刷 カバー付 全体上部に少ヤケ有り 天少汚れ 小口僅かシミ 開き癖有り 古来より多くの人々が苦しみその犠牲となりながら、近代以降甘美で儚げなイメージを抱かれてきた病、結核。 結核菌を研究するコッホと鷗外の関係、ロマン化された「肺病」、患者・正岡子規、サナトリウムと高原等、文学に描かれてきた「結核」について考察する。