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ますむらきみこ『タッタカ先生と子ども子どもたち』
¥500
岩崎幼年文庫24 山本まつ子 画 岩崎書店 1996年23刷 裸本 全体に僅かシミ有り 両表紙及び天に僅か汚れ 地キズ 三十年以上小学校の先生をしていた「おばあさん」は、息子も結婚し孫も大きくなったので、定年を前に仕事をやめ、海岸そばのアパートでひとり暮らしをはじめる。 本も読みたい、旅行もしたい、いままでの仕事をまとめたい、やりたいことだらけの毎日に、ある夜ちいさな子どもが現れる。 その子の姿は遠い昔、北国で教師をしていた頃の生徒だったケンポそのもので…。
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手島悠介『まぼろしの村はどこに』
¥1,500
国土社の創作どうわ10 藤沢友一 画 国土社 1979年再版 裸本 全体少ヤケ・シミ・汚れ 背及び表紙にキズ・傷み有り 本体下角にシミ有り 谷間の村で機を織って暮らす母親と三人の子どもたち。 穏やかな村にもやがて大国との戦争の影が忍び寄ってくる。 娘を殺され、母親は戦争のない明るく美しい村を錦に織ろうとする。 懸命に仕事に打ち込む母親のそばで、残された2人の弟たちもまた戦争に飲み込まれてゆく。
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佐藤幸子『北畠八穂の物語』
¥1,600
北の街社 2005年初刷 カバー(少ヨレ)付 始頁に僅か汚れ有り 明治36年青森に生まれ、「あくたれ童子ポコ」や「マコチン」など多くの物語をあらわした北畠八穂。 青森市に生まれ育った子ども時代、希望に溢れた輝かしい女学校時代、深田久彌との出会いと別れ、宿痾となったカリエスとの戦い、同郷同年生まれの棟方志功、鎌倉文士たちとその家族など出会ってきた人々。 著者は作家の晩年に交流し、没後もその業績と生涯を追って一冊の本にまとめあげた。
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西本鶏介『春日局』
¥500
鴇田幹 絵 ポプラ社文庫 1988年初版 カバー(少汚れ)付 全体少ヤケ 天僅かシミ 小口及び地にキズ有り 僅か書入れ有り 明智光秀の重臣・斎藤利三の娘に生まれたお福。 徳川家康に見込まれ、その子・竹千代の乳母となる。 春日局と呼ばれ、大奥の最高権力者となった女性の生涯を描く。
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絵本作成委員会『月ヶ瀬 梅と姫のものがたり』
¥1,000
辰巳雅章 絵 月ヶ瀬村教育委員会 あまのはしだて出版 2004年発行 カバー(僅かヤケ・少ヨレ・キズ)付 小口少シミ 頼山陽や富岡鉄斎ら文人墨客にも愛されてきた名勝・月ヶ瀬梅渓。 そのはじまりは、後醍醐天皇の侍女・園生がこの地に辿り着いたことだった。 月ヶ瀬の地にある園生(姫若)伝承を絵本にする。
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さとうまきこ『ぼくのミステリー新聞』
¥600
子どもの文学傑作選 伊藤良子 絵 偕成社 1989年改訂9刷 カバー(少ヨレ)付 全体ヤケ ぼくのなまえは水嶋哲也、小学校五年生。 不思議なことが大好きで、将来の夢はイラストレーターになること。 クラスで一番ちいさくて引っ込み思案、泣き虫で忘れものが多いぼくは「クズテツ」なんてあだ名をつけられて、男子にはいじめられ女子には無視されている。 クラスで流行っている学級新聞も、ひとりで「ミステリー新聞」を作ろうとしていたのにいじめっ子の矢田からやりかけの「ひょうきん新聞」を押しつけられてしまう。 腹いせに「矢田が廊下で大怪我」という記事を書いたところ、消したはずのそれが学級新聞として張り出されていた。 しかもそのあとほんとうに矢田が廊下で怪我をして─?
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後藤竜二『白赤だすき小○の旗風』
¥700
児童文学創作シリーズ 岡野和 絵 講談社 1977年2刷 函(少傷み・青少年読書感想文全国コンクールシール貼付)付 全体ヤケ・僅かシミ 折頁有り 転々と職を変え、最後に仕えた武家もお家騒動によりお取潰しとなり、厳しい拷問の果てに故郷に帰ってきた万吉。 重税と暴虐に苦しむ村びとたちを目にした万吉は、理不尽に怒り立ちあがろうとする。 南部藩・仙台藩の境をこえて636の村が蜂起し勝利した幕末の一揆を描く。
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牧野節子『パパが消えた?』
¥500
学研の新創作シリーズ 中村景児 絵 学習研究社 2003年初版 カバー(少ヨレ・少傷み)付 天キズ ママを病気で失ったパパは、ママとの思い出の地を辿りたいと言い残して行方知れずに。 みのりはひとり、パパの妹の元に預けられる。 みのりが残された携帯電話のリダイヤルを押してみると、突然画面に金髪青い目の少年の姿が。 いったいパパはどこに? 金髪の少年は何者? 大阪に引っ越した親友を頼りに、みのりは京都に向かう。
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最上一平『ビーズのてんとうむし』
¥500
山本祐司 絵 童心社 2005年初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ)付 みかとまりあはご近所同士。 小学校に入学したときから一緒に学校に行くことがなんとなく決まりのようになっている。 いじわるでらんぼうでうそつきのまりあにふりまわされてばっかりのみかは、こころのなかではまりあのことを「ピーマンよりきらい、ときどきにんじんくらいにきらい」と思っている。 今日もまりあはみかが作ったビーズのてんとうむしを勝手にポケットに入れてしまって…。
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さねとうあきら『地べたっこさま』
¥500
梅田俊作 絵 講談社文庫 1978年初版 カバー(スレ・汚れ・背傷み)付 全体少ヤケ 本体一部にシミ有り 人も獣も鳥も草木もみな、死ねば土になる、地べたっこさまになる。 だから地べたっこさまはいろんなことを知っているし、とてもおしゃべりだ。 ひとりぼっちの河童、生まれたばかりの赤子をころせと長老に命じられる男、地べたっこさまの物語はかなしくつらく、そしてやさしい。 「かっぱの目だま」他7編の創作民話を収録する。
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三輪裕子『優しい音』
¥600
せきねゆき 絵 小峰書店 2009年初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ・キズ)付 三方に僅か汚れ有り 中学三年生の春、バスケ部万年補欠の千波はキャプテンの澄香と一緒のクラスになる。 美人で明るくて人気者の澄香から仲良くしようと誘われて、クラスでも目立つグループの一員になった千波。 戸惑いながらもスポットライトの当たる舞台に立っているような晴れがましさで日々を過ごしていた。 ところがある日ふとしたことから皆から無視されるように。 落ち込む千波のもとに「潮風」と名乗るメールが届いて…。
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小檜山博『雪嵐』
¥500
講談社文庫 1989年初版 カバー(スレ・少ヨレ・僅か傷み)付 全体ヤケ 上角少ヨレ 北海道大雪山麓に暮らす六人の子と父母。 十五歳上の兄とその妻、姉さん女房の母に頭が上がらない父。 そうして友人の姉からの誘い。 雪原の厳しい生活で、小学五年生の「ぼく」はおとなの世界を垣間見る。 著者が自身の原風景とも呼ぶ戦後北海道の物語。
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石森延男『桐の花・グスベリ』
¥600
加藤八州・香川軍男 挿画 角川文庫 1970年初版 カバー(背少破れ・スレ・少ヨレ)付 全体ヤケ 三方少シミ・少汚れ 扉頁に剥し跡有り 本文の一部に汚れ・折頁有り 新任の先生が弾く美しいオルガンの響き。 月に一度現れるしんこ細工売りの老人。 札幌師範学校の附属小学校で過ごした幼き日々を綴る。
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北原宗積『夕やけ色のトンネルで』
¥500
童話の城22 石倉欣二 絵 岩崎書店 1992年2刷 カバー(ヤケ・少ヨレ・課題図書シール貼付)付 小口僅か汚れ 地僅かキズ有り ツトムは小学四年生。 ある日アパートの隣の部屋にコンノさんという女のひとが引っ越してきた。 若くて綺麗で活発なコンノさんのことが、ツトムは気になってたまらない。 だってコンノさんとはじめて顔を合わせたとき、ツトムにはなぜかキツネに見えたのだから─。
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熊谷本郷『善市じいさんのふしぎな手』
¥800
鈴の音童話 銀の鈴社 なんば孝子 絵 2006年初版 カバー(少ヨレ・少ヤケ・キズ)付 「風の貴公子」ソウヘイとコウタの小学生コンビ、岩さんとお虎ばあさん親子、そして視力を失いふしぎな霊感を持つ善市じいさん。 織田町に暮らす人々のせつなく優しい物語。
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あさのあつこ『ほたる館物語』
¥600
新日本少年少女の文学 高橋透 絵 新日本出版社 1991年2刷 カバー(少ヨレ)付 全体少ヤケ・僅か汚れ 三方及び見返しにキズ有り 大阪から車で三時間ほどのところにある湯里温泉。 温泉旅館「ほたる館」の女将である祖母、板前の父、経理に事務にと切り盛りする母、にぎやかな仲居さんたちに囲まれて、一子はまっすぐに成長する。 「土曜日のほたる」「雪美ちゃん」の2編を収録する。
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佐々木智子『六十一年ぶりの手紙』
¥600
かもがわ出版 2015年初版 カバー(少ヤケ)付 本文に僅か汚れ有り ある日、父が61年前に戦死した祖父の葬式をしたいと言いだした。 けじめをつけたいという父と、祖父の帰りをいまも待ち続ける祖母。 折衷案として「お別れの会」を開くことになったものの、その後も祖父のことが気にかかり春海はひとり調べはじめる。 そしてたどり着いた真実とは─。
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沖井千代子『空ゆく舟』
¥600
文学の森 石倉欣二 絵 小峰書店 2001年初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ・少汚れ)付 上角に一部ヨレ有り 村人たちからの頼まれものを請け負っては町と村とを行き来する「遠買いさん」。 みなに愛されたかわいらしい「ひめこ島」は暴力によって失われ、こどもたちは地図にない「ないない島」を探す。 瀬戸内海のそばで生きるひとやものを描いた短編集。
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鶴見正夫『駅長とうさん』
¥1,800
新選創作童話5 石田武雄 絵 国土社 1971年初版 函(背ヨレ・汚れ・少傷み)付 全体少ヤケ 三方及び本文の一部に少シミ・少汚れ有り 「ぼくのおとうさん、わたしのおとうさん」という作文の授業で、国鉄はた見線かわかみ駅で駅長の仕事をしている父について書いたえいいち。 クラスで一番かっこいいお父さんだと内心得意になっていたところ、同級生のはっとりくんから「おまえはうそつきだ」と言われて…。
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関秀雄『名たんていカッコちゃん』
¥1,100
日本の幼年童話14 斎藤博之 絵 菅忠道 解説 岩崎書店 1973年初版 函(汚れ・傷み)付 全体ヤケ・シミ 裏表紙キズ 本文に一部少ヨレ有り 渡辺和子ちゃんことカッコちゃんは小学三年生。 ナスの漬物が樽のなかでひと晩で萎びたのはどうして? ナス泥棒がきてこっそり入れ替えたから? カッコちゃんにはそんなことを考えがちな癖があります。 お母さんの財布がなくなった事件を解決したのをきっかけに、名たんていと呼ばれるようになったカッコちゃん。 さて、今日はどんな事件がカッコちゃんを待っているでしょうか?
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杉山径一『ゆうれいエレベーター運転中』
¥500
PHP創作シリーズ 末崎しげき 絵 PHP研究所 2003年22刷 カバー(背折れ・少ヤケ・少ヨレ)付 天僅かシミ おなじマンションに住む小学生の邦雄くんとやぎちゃん、中学生のきりこちゃんはなかよし三人組。 今回の事件は、邦雄くんがマンションの入り口でふたりの探偵からおなじ女のひとの写真を見せられたことからはじまった。 謎の女のひととひとりぼっちの赤ちゃん、そして美人幽霊の噂はどうつながるのか?
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関谷ただし『ぼくたちは、いつまでも』
¥500
そうえん社フレッシュぶんこ7 ヒロミチイト 絵 そうえん社 2008年2刷 カバー(少ヨレ)付 全体少ヤケ でっぷりしたプロレスラー、ジャイアント・ブッチーに似ているからという理由で「ブッチー」というあだ名で呼ばれる安彦。 あだ名がきらいな安彦に、神山くんは「バカにされたり、いじわるされるってのも、友だちだってしょうこだよね」だと言う。 筋肉が次第に縮んで力が出せなくなっていく病気の神山くん。 席替えで隣になったことから、安彦は神山くんの「係り」を任されて…。
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砂田弘『その名は新選組』
¥500
伊藤勢 絵 ポプラ社 2004年2刷 カバー(スレ・少ヨレ)付 上角に細かい折れ有り 全体少ヤケ 本文に一部ヨレ有り 多摩の少年剣士たちはいかにして世に名を知られる「新選組」となったか。 近藤勇、土方歳三、沖田総司、そして彼らに関わった人々の生きざまを描く。
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今西祐行『とうげのおおかみ』
¥1,000
新・創作えぶんこ 鈴木義治 絵 金の星社 1985年改訂7刷 カバー(ヤケ・少ヨレ)付 奈良と大阪を結ぶ奈良街道にある暗峠。 そのむかしこの地には狼がたくさんいて、峠を越える旅人のあとをついてきたという。 ふりかえったりかけだしたりすると、狼は襲いかかってくる。 気づかないふりをしているといつの間にかいなくなっている。 そんな恐ろしい峠に老女がひとり住んでいた。 危なくないのかと心配する人々をよそに、おばあさんはにこにこしていて…。