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エドワード・H・シェーファー著/吉田真弓訳『サマルカンドの金の桃』
¥7,200
唐代の異国文物の研究 アジアーナ叢書 伊原弘監修 勉誠出版 2007年7月初版 カバー(ヤケ・僅かヨレ)付 三方キズ・僅かシミ 少線引 西方からシルクロードを経由して唐に渡った文物。 人、動物、薬、果物、宝石、詩人たちの手によって実際のそれとは異なるイメージをも付与されたものものを博物学的に記す。 「唐好み」の百科事典ともいうべき一冊。
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虎尾俊哉『延喜式』
¥1,000
日本歴史学会編集 日本歴史叢書8 吉川弘文館 1989年5月7刷 カバー(背ヤケ・少汚れ)付 本体少ヤケ 三方少汚れ 後ろ見返し剥し跡有り 10世紀初頭に編纂された法典「延喜式」。 50巻3300条に及ぶこの古代法典の成立、編纂と施行、内容をあらため、「延喜式」の歴史的位置付け、人々に与えた影響を探る。
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成清弘和『日本古代の家族・親族─中国との比較を中心として』
¥1,200
岩田書院 2001年4月初版 カバー(背少ヤケ・少汚れ)付 地キズ・僅か汚れ 日唐律令の比較分析から、日本古代の「家族」についてあらためていく。 冠婚葬祭、離婚や恋愛、女性の社会的地位についてなどを章ごとにまとめる。
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稲田奈津子・王海燕・榊佳子編著『黄泉の国との契約書』
¥2,800
東アジアの買地権 勉誠出版 2023年3月初版 カバー付 地キズ 死者を埋葬するための土地、つまりは「墓地」の権利をめぐる契約書=「買地券」。 古代中国から朝鮮、日本に伝播した「買地権」について、多くの写真版を駆使し、実例をもとに考察していく。
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京の雅 冷泉家の年中行事─冷泉布美子が語る
¥1,000
南里空海 聞き書き 集英社 1999年10月初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ)付 天キズ 後ろ見返し剥し跡有り 大正五年、藤原定家を祖とする冷泉家の四女として生まれた著者は、兄の戦死等により第24代冷泉家当主夫人となった。 関東大震災、第二次世界大戦、華族制度廃止、農地改革など厳しい状況に晒されながらも伝来の資料を守り、四季折々の行事を大切にしてきたさまが柔らかな語り口で綴られる。
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村井康彦『王朝風土記』
¥500
角川選書314 角川書店 2000年4月初版 カバー(背ヤケ・僅かヨレ・僅か汚れ)付 三方に少汚れ有り 古代国家において各地域の拠点となった国府。 国府研究をライフワークとする著者は、国府を挟んで存在する都(中央)と鄙(地方)にも注目する。 現代にも残る中央集権意識・都鄙意識。 「菅原道真は何をしたのか」「因幡殺人事件」など、魅力的な章立てで送る。
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荒木敏夫『可能性としての女帝─女帝と王権・国家』
¥1,100
AOKI LIBRARY日本の歴史 青木書店 1999年5月初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ・少汚れ)付 見返し剥し跡有り 上角僅か折れ 天スレ 「大王」として即位した推古、持統。 「天皇」として即位した孝謙、称徳。 歴史上「女帝」と呼ばれるとはいえ、その即位の事情や成立過程はそれぞれ異なる。 「女帝」の存在が歴史上どのような意義を持つのか、またその意味合いについて、古代朝鮮と唐の「女帝」、また後世の「女帝」とも比較しつつ探ってゆく。
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渡辺瑞穂子『元旦四方拝の研究』
¥4,800
啓文社書房 2022年初版第2刷 カバー付 天地に僅か汚れ有り 宮中行事「元旦四方拝」。 元日早朝に東西南北の四方を拝する天皇親拝行事は、なぜ代拝不可とされるのか。 本書ではその所作、成立、変遷の推移などを紐解いていく。
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小曽戸洋『漢方の歴史─中国・日本の伝統医学』
¥1,200
あじあブックス011 大修館書店 2002年9月2刷 カバー(少ヤケ)付 本体僅かヨレ 地少汚れ 中国に起源を持つ東アジアの伝統的医学。 日本ではそれらを「漢方」と呼び、やがて独自の発展を遂げた。 本書は中国医学の形成から日本への伝達・伝播、江戸期日本における「漢方」の隆盛、また日本から中国への還流など、中国。日本の伝統医学史を辿る。
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松下浩『織田信長─その虚像と実像』
¥500
淡海文庫53 サンライズ出版 2014年6月初刷 カバー(背ヤケ)付 日本史上最も人気の高い人物のひとりとされる織田信長。 本書では巷間流布する「織田信長」のイメージを点検し、資料に基づいてその真の姿に迫る。 また滋賀県安土城郭調査研究所などを歴任した著者は、近江における信長の侵攻とその影響についても詳しく記す。
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黒田一充『祭祀空間の伝統と機能』
¥11,000
清文堂出版 2004年12月発行 函付 奈良は三輪山、京都は藤森神社や松尾社、和歌山は熊野、または宇佐八幡に壱岐津島。 各地の祭祀をたずね、その成立過程、所作、空間、信仰分布等をたどり、日本の祭祀の歴史をあらためていく。
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山田慶兒・土屋榮夫『復元水運儀象台─十一世紀中国の天文観測時計塔』
¥4,500
新曜社 1997年3月初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ・少汚れ・僅か破れ)付 三方シミ 本文頁に一部折れ跡有り 11世紀、北宋の首都開封に約五年の歳月をかけて建設された天文観測時計塔「水運儀象台」。 高さ11メートル、一辺が6メートル以上もある天文観測塔を、当時の記録を詳細に検分し、また実際の復元課程を記録する。
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荒井とみ三『おおち夜話─歴史と民話』
¥2,000
大内町企画財政課編集 香川県大内町役場 1995年1月再訂改版 カバー(ヤケ・少シミ・少ヨレ)付 天地キズ・僅か汚れ 香川県大内町とその周辺の地名の由来、民話、歴史を収録する。 「寒川元政とキツネ」、「静御前の母」、「明治の小学校」など、やわらかな語り口と絵で「夜話」が綴られる。
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山本幸司『穢と大祓』
¥1,000
平凡社選書144 平凡社 1993年12月2刷 カバー(背ヤケ・少ヨレ)付 天キズ・少汚れ 上角折れ 人や動物の死病、出産や女性の生理、天災など、古来より「穢れ」とされてきたもの。 そうしてその「穢れ」を清めるための「大祓」。 触れてはならない禁忌として人々の生活や社会を縛ってきた「穢れ」を分析することで、「社会」における人間の「ボーダー」とは何かを探ってゆく。
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平林章仁『蘇我氏の実像と葛城氏』
¥1,400
白水社 1996年1月発行 カバー(少ヨレ)付 天少汚れ 蘇我氏はなぜ物部氏を滅ぼしたのか。 そしてまた、なぜ蘇我氏は滅ぼされねばならなかったのか。 蘇我氏と物部氏との対立の理由としてはよく仏教受容が挙げられる。 だが蘇我氏の執り行った祭祀儀礼を見てみると、蘇我氏の仏教以外の宗教への関心がうかがえる。 また蘇我氏は葛城の地に執着したとされる。 祭祀儀礼と葛城氏という点から、蘇我氏の実像を探る。
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高田倭男『服装の歴史』
¥1,000
中央公論社 1995年4月初版 カバー(背ヤケ・少ヨレ・キズ)付 天少汚れ開き癖有り 宮中装束の製作に携わり、歴史的染織の調査復元に取り組む著者が、原始から近代までの日本の服装の歴史について多くの資料をもとに記す。
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石渡美江『楽園の図像─海獣葡萄鏡の誕生』
¥2,000
歴史文化ライブラリー97 吉川弘文館 2017年10月発行 カバー(背僅かヨレ)付 天少汚れ 海獣葡萄鏡。 獅子、天馬、孔雀、麒麟らの「海獣」と、シルクロードを通って西方から中国へと入ってきた「葡萄」。 なぜ中国の人々はそれらを鏡の背面に用いたのか。 代表的な「葡萄唐草文」をはじめ、モチーフとされた図像とその流入、時代的背景、推移についてあらためていく。
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北川央『大坂城をめぐる人々─その事跡と生涯』
¥1,200
創元社 2023年6月初版 カバー(少ヤケ)付 豊臣秀吉、千利休、島左近、細川ガラシャ、真田幸村。 また数多の武将、女性たち、市井の人々にいたるまで、大坂城をめぐる人々について描く。
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藤本勝次・山田憲太郎・三杉隆敏『海のシルクロード』
¥1,000
絹・香料・陶磁器 朝日カルチャーブックス14 大阪書籍 1982年12月初版 カバー(キズ・少ヨレ・少汚れ)付 全体ヤケ 天スレ 地汚れ シルクロードには二つの道がある。 砂漠、そして海。 本書では一般に知られる砂漠の道ではなく、海上の交易ルート=シルクロードに焦点を当て、さらにはそこで主に扱われた絹、香料、陶磁器に注目する。
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丸山裕美子『日本古代の医療制度』
¥6,000
歴史学叢書 名著刊行会 1998年5月初版 カバー(少ヨレ)付 全体少ヤケ 天少汚れ・少傷み 本文一部に折頁有り 日唐の律令の比較からはじまり、文書、木簡、荷札等、多彩な資料をもとに日本古代の医療制度を調査する。 「屠蘇」など、現代にも見られる行事習俗についても記されている。
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野間晴雄・山近博義・矢野司郎編『地図でみる城下町』
¥1,800
海青社 2020年3月初版 カバー付 全体僅かヤケ 下角ヨレ 北は弘前から南は鹿児島まで。 全国66の城下町の今と昔を、地図を照らし合わせて記す。
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関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター編『新発見豊臣期大坂屏風』
¥1,600
なにわ・大阪文化遺産学叢書19 関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター 2010年3月発行 カバー付 全体少ヤケ 地キズ 本文に僅かヨレ有り 2006年、関西大学に招聘されたドイツ人研究者により、オーストリアの古城に豊臣期屏風が現存しているとの情報がもたらされる。 本書はその屏風の調査記録であり、屏風に描かれた人物や背景が細部にわたって解説される。
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森本慶太『スイス観光業の近現代─大衆化をめぐる葛藤』
¥2,000
関西大学出版部 2023年9月発行 カバー付 日本では「ハイジ」のイメージで語られることも多い国、スイス。 本書は1930年〜1940年代を中心に、スイスの観光業が政治・経済・社会的状況などにより変容し、やがて戦後の大衆化へと向かう様を追ってゆく。
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岡村孝子『古代神祇信仰と仏教─宇佐八幡の成立』
¥6,500
思文閣出版 2005年9月発行 カバー(少ヤケ・少ヨレ・キズ)付 壬申の乱で勝利した天武天皇は、各氏族の奉讃する氏神をいかに中央政権下にまとめていくかに腐心した。 そして同時期、九州においても宇佐氏・大神氏、辛島氏の信仰が激しい争いの果てに統合されてゆき、やがて宇佐八幡宮が形成される。 古代における信仰と政治について考察する。