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松下浩『織田信長─その虚像と実像』
¥500
淡海文庫53 サンライズ出版 2014年6月初刷 カバー(背ヤケ)付 日本史上最も人気の高い人物のひとりとされる織田信長。 本書では巷間流布する「織田信長」のイメージを点検し、資料に基づいてその真の姿に迫る。 また滋賀県安土城郭調査研究所などを歴任した著者は、近江における信長の侵攻とその影響についても詳しく記す。
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黒田一充『祭祀空間の伝統と機能』
¥11,000
清文堂出版 2004年12月発行 函付 奈良は三輪山、京都は藤森神社や松尾社、和歌山は熊野、または宇佐八幡に壱岐津島。 各地の祭祀をたずね、その成立過程、所作、空間、信仰分布等をたどり、日本の祭祀の歴史をあらためていく。
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荒井とみ三『おおち夜話─歴史と民話』
¥2,000
大内町企画財政課編集 香川県大内町役場 1995年1月再訂改版 カバー(ヤケ・少シミ・少ヨレ)付 天地キズ・僅か汚れ 香川県大内町とその周辺の地名の由来、民話、歴史を収録する。 「寒川元政とキツネ」、「静御前の母」、「明治の小学校」など、やわらかな語り口と絵で「夜話」が綴られる。
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平林章仁『蘇我氏の実像と葛城氏』
¥1,400
白水社 1996年1月発行 カバー(少ヨレ)付 天少汚れ 蘇我氏はなぜ物部氏を滅ぼしたのか。 そしてまた、なぜ蘇我氏は滅ぼされねばならなかったのか。 蘇我氏と物部氏との対立の理由としてはよく仏教受容が挙げられる。 だが蘇我氏の執り行った祭祀儀礼を見てみると、蘇我氏の仏教以外の宗教への関心がうかがえる。 また蘇我氏は葛城の地に執着したとされる。 祭祀儀礼と葛城氏という点から、蘇我氏の実像を探る。
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北川央『大坂城をめぐる人々─その事跡と生涯』
¥1,200
創元社 2023年6月初版 カバー(少ヤケ)付 豊臣秀吉、千利休、島左近、細川ガラシャ、真田幸村。 また数多の武将、女性たち、市井の人々にいたるまで、大坂城をめぐる人々について描く。
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奈良女子大学古代学学術センター設立準備室編『儀礼にみる日本の仏教』
¥1,200
東大寺・興福寺・薬師寺 法藏館 2001年初版 カバー(背僅かヤケ)付 地少汚れ 「仏法に関するあらゆる行事・儀式・祭礼」を「法会」とよぶ。 「法会」は仏教儀礼であるとともに、歴史・宗教・文学・美術等、多岐にわたるジャンルに影響を及ぼしてきた。 本書は東大寺・興福寺・薬師寺の法会に焦点をあて、総勢6名の論を収録する。
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楠見松男『瓜連町の昔ばなし』
¥700
ふるさと文庫 筑波書林 1980年発行 裸本 全体ヤケ・シミ 地に少汚れ有り 瓜連町(現茨城県那珂市)の教育長や幼稚園長をつとめた著者による瓜連の昔話集。 町名の起源、四匹の狐の伝承、鏡にまつわる怨霊譚、瓜連城や古徳城の話、太田鋳銭座襲撃事件など、伝承や歴史、史跡や寺社の話、瓜連にまつわる話を紹介する。
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岡部狷介『史都平戸─年表と史談』
¥500
財団法人松浦史料博物館 1975年五版改訂 裸本 全体ヤケ・シミ 表紙折れ跡有り 折頁有り 終頁ノドに破れ有り 古来より東アジア、ヨーロッパなど諸外国の文化の入り口となってきた平戸。 松浦本党八百年の歴史とともに、年表、特産、人口、対外政策や交流、内戦、平戸出身の人々、またその地を訪れた諸国の人々、名所旧跡などをまとめる。
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秋山高志『在郷之文人達─近代之予兆』
¥7,000
那珂書房 2011年初版 カバー(少ヨレ・少汚れ)付 全体ヤケ・シミ 近世・常陸国の在郷文人88名を紹介し、その業績をまとめる。 連歌・詩・医学・道術等その分野は多岐に亘る。 『水戸の文人』(ぺりかん社)の姉妹編。
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秋山高志『水戸の文人─近世日本の学府』
¥5,500
ぺりかん社 2009年初版 カバー(少シミ・少ヨレ)付 天・小口僅かシミ 地シミ 近世水戸藩を主に、「水戸の文人」についてまとめる。 地方文壇の成立、庭園、書、出版、東洋史学、「富士登山」など資料を多く用い、文人たちのひととなりまたその業績、交流について検証してゆく。 『在郷之文人』(那珂書房)の姉妹編。
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吉田光邦『日本の職人』
¥600
角川選書86 角川書店 1980年5版 カバー(背ヤケ・少ヨレ)付 本体少ヤケ・僅か汚れ 三方キズ・少シミ・少汚れ 1950年〜1970年代、手仕事職人たちの仕事と暮らしを記したルポルタージュ。 扇、鏡、仏などの京職人、刺繍、象嵌といった加賀職人、そのほか漆、たたら、そうめんなどそれぞれの地域で伝えられる手仕事について調査し、その現状を文化構造に位置付けしなおす。
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櫻井彦『信濃国の南北朝内乱─悪党と八〇年のカオス』
¥1,300
歴史文化ライブラリー536 吉川弘文館 2021年初版 カバー付 上角少ヨレ 足利尊氏が光明天皇を擁立し、後醍醐天皇が吉野入りしたことによって皇統は南北朝に分かれた。 両朝合一までの約六十年間を「南北朝内乱」というが、信濃国においてはその内乱がその後二十年も継続した。 荘園領主や幕府の抵抗勢力として存在した「悪党」に注目し、八十年に亘る内乱について探る。
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絵本作成委員会『月ヶ瀬 梅と姫のものがたり』
¥1,000
辰巳雅章 絵 月ヶ瀬村教育委員会 あまのはしだて出版 2004年発行 カバー(僅かヤケ・少ヨレ・キズ)付 小口少シミ 頼山陽や富岡鉄斎ら文人墨客にも愛されてきた名勝・月ヶ瀬梅渓。 そのはじまりは、後醍醐天皇の侍女・園生がこの地に辿り着いたことだった。 月ヶ瀬の地にある園生(姫若)伝承を絵本にする。
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大谷渡『大阪河内の近代─東大阪・松原・富田林の変貌』
¥1,000
東方出版 2002年初版 カバー(少ヨレ・僅か汚れ)付 本体状態良 生駒山周縁の民俗信仰と密接な関わりを持ち、天理教・金光教・ひとのみち等の新宗教運動にもゆかりのあった東大阪。 昭和恐慌下から戦後にかけての松原、富田林。 大阪市という大都市の近郊にあり、その激動の余波を引き受けてきた河内地方の三市について論じる。
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老川慶喜・前田一男編著『ミッション・スクールと戦争─立教学院のジレンマ』
¥2,500
東信堂 2008年初版 カバー(少ヨレ)付 昭和40年代、日本のミッション・スクールはどのような立場にあったか。 基督教主義による教育から皇道主義による教育へ、戦時下の学生生活、尹東柱ほか朝鮮人留学生たち、教育関係者たちの出征等、立教学院を中心に戦時下外国ミッション教育がどうあったかを記す。
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佐々木馨教授退官記念論文集編集委員会編『地域史と歴史教育』
¥2,800
佐々木馨教授退官記念論文集 北海道出版企画センター 2012年発行 カバー(僅かヤケ・少ヨレ・少汚れ)付 佐々木馨教授の北海道教育大学退官記念論文集。 佐々木ゼミの卒業・修了生12人による論文と、小中高の学習指導案・道南地域史年表と参考文献、佐々木教授のプロフィールと文章等を収める。
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石躍胤央他著『徳島県の歴史』
¥600
県史36 山川出版社 2007年初版 カバー(少ヨレ・僅かヤケ)付 現在の「徳島県」にあたる場所にはいつ頃から、どのようにして人々が住みはじめたか。 縄文文化の生成、遺跡や古墳、在地豪族粟凡直氏から大名らの支配、徳島藩の成立から明治維新、そして現在までに至る徳島県の歴史をまとめる。
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札幌学院大学人文学部編『北海道の民族と文化─〈公開講座〉北海道文化論』
¥700
札幌学院大学人文学部学会 1985年初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ・少汚れ)付 天地キズ 小口スレ・少汚れ 北海道の考古学及び博物館、ウィルタ(オロッコ)・ニブヒ(ギリヤーク)民族とその文化、北海道の民族とその文化など、1982年度札幌商科大学人文学部夏季集中講義「北海道文化論」をもとにした論文集。
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有坂隆道『山片蟠桃と大阪の洋学』
¥1,000
創元社 2005年初版 カバー付 鎖国時代、ヨーロッパの文化は蘭方との貿易等を通じ日本に伝来した。 山片蟠桃、岩橋善兵衛、緒方洪庵、……大阪の町人学者たちの洋学への熱意と実践、その足跡を辿る。
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佐々木馨『鎌倉仏教の世界』
¥3,000
山喜房佛書林 2010年初版 カバー(少ヤケ・キズ)付 地キズ 「鎌倉仏教」とは何か。 奈良・平安からあった旧仏教と、浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、臨済宗、日蓮宗など鎌倉期に興った新仏教を比較すれば現代仏教信者数は新仏教が七割を占めているという。 本書では旧仏教の伝統と新仏教の誕生、源頼朝や北条時頼らにみる信仰、黒田俊雄「顕密体制」への注目し、その考察と発展を記す。
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佐々木馨『北方伝説の誕生─歴史と民俗の接点』
¥1,000
吉川弘文館 2007年初版 カバー(背ヤケ・僅かヨレ)付 天に僅か薄シミ有り 柳田國男の「伝説」研究と分類をもとに、北方に伝わる坂上田村麻呂伝説、北条時頼の廻国伝説などを見る。また北海道の開拓や宗教、アイヌ民族と和人の間に生まれた伝承などを読み解く。
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東アジア恠異学会『怪異学の可能性』
¥3,500
角川書店 2009年初版 カバー(折れ)付 天地少汚れ 奈良、平安、鎌倉から近世、近現代まで、歴史資料にはしばしば「不思議なこと」があらわれる。 現代の目から見れば「フシギ」となる、これら「怪異」を探れば当時の王権にもつながってゆく。 異常気象や疫病とともにあらわれる異形のもの、能に描かれる夢幻、巷を賑わす噂話─ 日本を含めた東アジアの『怪異』を探る論文集。
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アイヌ民族博物館監修『アイヌ文化の基礎知識』
¥600
草風館 2004年8刷 カバー(少ヤケ・僅かヨレ)付 天僅か汚れ 言葉、歴史、衣食住、狩猟、信仰、歌舞音曲などそれぞれに項目を立ててアイヌ文化を紹介する。 参考文献や関連施設(2004年当時)の紹介もあり。
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佐々木馨『アイヌと「日本」─民族と宗教の北方史』
¥1,000
山川出版社 2003年2刷 カバー(背少ヨレ・少ヤケ)付 地及び本文の一部に少汚れ有り 「みちのく」とは何か。 その語には中央権力による辺境服従の歴史が示されており、時代によって範囲も規模も変遷する。 「みちのく」の北進と和人地の形成、信仰と宗教を軸に、北海道における「日本人」とアイヌ民族の歴史に迫る。