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『石川啄木』(現代詩読本14)
¥700
思潮社 1980年初刷 全体ヤケ・少シミ 表紙及び背に少傷み有り 小口及び下角にヨレ有り 後ろ見返しに剥し跡有り 石川啄木について、詩歌、金田一京助や中野重治による論考、荻原井泉水や司馬遼太郎によるエッセイ、評伝、年譜、参考文献等をまとめた一冊。 巻頭には著者アルバム、岡井隆・寺山修司・北川透による討議。
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鉄野昌弘『大友家持─日本人のこころの言葉』
¥700
創元社 2013年初版 カバー(僅かヤケ・僅かヨレ)付 天キズ 地僅か汚れ 折口信夫は、大伴家持の歌を評して「こんなに深い心で静かに物を考え、独り悲しんでいる人があったことを見逃していたのは、よほど反省して良いことである。」と書いた。 雄大素朴のイメージがある古代において寂寥と孤独、感傷や美を歌った家持。 万葉集に残されたその歌を鑑賞する。
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幸田露伴『評釈 猿蓑』
¥500
岩波文庫 1977年7刷 裸本 全体ヤケ 三方スレ 両表紙少ヨレ・少汚れ 上下角僅かヨレ 本文一部に点々とキズあり 蕉風の句集のうちでも白眉とされる『猿蓑』。 『猿蓑』にある、芭蕉をはじめ、曽良、其角、去来らの句を幸田露伴が評釈する。
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松村緑編『石上露子集』
¥600
中公文庫 1994年初刷 カバー(少ヨレ)付 全体少ヤケ 扉頁に蔵印有り 最終頁少汚れ・剥し跡有り 人々に愛される詩をいくつもつくり、長谷川時雨「美人伝」に列せられながらも結婚後消息を絶った詩人石上露子。 その足跡を辿り、作品集をまとめあげた編者の解説は読みごたえあり。
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小泉苳三『歌人子規とその周囲』
¥1,000
SOLD OUT
羽田書房 1947年初刷 裸本 全体経年ヤケ・シミ・少汚れ 折頁有り 裏表紙記載の価格に線引き有り 巻頭に子規の写真口絵有り 歌人・正岡子規の作品や「短歌写生論」、また根岸短歌会の歌作について記す。 伊藤左千夫、赤木格堂ら根岸短歌会のメンバーについても項目あり。
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吉屋信子『鬼火・底のぬけた柄杓─吉屋信子作品集』
¥1,300
SOLD OUT
講談社文芸文庫 2003年初刷 カバー付 本体少ヤケ 焼け跡にぽつんと残った一軒家でガスの集金人が見たものは(「鬼火」)。 古い修道院の焼失と、そこに隠された物語とは(「童貞尼昇天」)。 小説のほか、尾崎放哉を描いた「底のぬけた柄杓」ほか、俳人論もおさめる。
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大内初夫『近世九州俳壇史の研究』
¥1,000
SOLD OUT
九州大学出版会 1983年初版 函(少ヤケ・僅かシミ・傷み・地赤インク)付 近世の九州俳壇について考察する。 蕉風俳諧など中央俳壇の地方への影響伝播、もしくは地方と中央との交流の様子などについて触れる。 「九州古俳書目録」を付録とする。
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鈴木啓蔵『茂吉と上山─齋藤茂吉の生いたちとふるさと』
¥800
SOLD OUT
補訂版 茂吉と上山刊行会 1981年初版 カバー付 全体ヤケ 天シミ 小口・地にキズ・少シミ・少汚れ有り 始頁キズ 後ろ見返し剥し跡有り 明治15年、齋藤茂吉は山形県上山市に生まれた。 幼少期より「茂吉ツァンという偉い人がここから出たんだよ」と言われて育ち、アララギ会員かつ本書刊行当時上山市長でもあった著者が、郷土に遺された齋藤茂吉の足跡を辿る。 昭和33年版の補訂版。
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齋藤茂吉『作歌四十年─自選自解』
¥900
SOLD OUT
筑摩叢書177 筑摩書房 1979年5刷 カバー(折れ)付 全体ヤケ・少シミ 三方キズ・少汚れ 上下角折れ 本文の一部に朱入れ有り 歌人・斎藤茂吉が明治38年から昭和19年にかけての自らの歌作を註解する。