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奈良女子大学古代学学術センター設立準備室編『儀礼にみる日本の仏教』
¥1,200
東大寺・興福寺・薬師寺 法藏館 2001年初版 カバー(背僅かヤケ)付 地少汚れ 「仏法に関するあらゆる行事・儀式・祭礼」を「法会」とよぶ。 「法会」は仏教儀礼であるとともに、歴史・宗教・文学・美術等、多岐にわたるジャンルに影響を及ぼしてきた。 本書は東大寺・興福寺・薬師寺の法会に焦点をあて、総勢6名の論を収録する。
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石井公成『聖徳太子─実像と伝説の間』
¥2,200
春秋社 2016年初版 カバー付 小口僅かシミ 「厩戸皇子」「厩戸王」「上宮王」そして「聖徳太子」。 いくつもの名で呼ばれ、国家主義の下で偉人となり、非実在説も提唱されるひとの実像を多彩な資料を駆使して描く。
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池上良正『死者の救済史─供養と憑依の宗教学』
¥800
角川選書354 2003年初版 カバー(背ヤケ)付 恨みを抱き、浮かばれないでいる死者たち。 怨霊などと呼ばれるそれらに対し、人々はどう処してきたのか。 「憑依」と「供養」をキーワードに、日本において死者がどのように「救済」されてきたかを探る。
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五味文彦『書物の中世史』
¥2,200
みすず書房 2003年発行 カバー付 全体僅かヤケ 『今昔物語集』『栄花物語』『梁塵秘抄』『吾妻鏡』等、中世になされた書物をそれぞれ取り上げ、その成立や歴史的展開を探ることで時代の「知」を描きだす。
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楠見松男『瓜連町の昔ばなし』
¥700
ふるさと文庫 筑波書林 1980年発行 裸本 全体ヤケ・シミ 地に少汚れ有り 瓜連町(現茨城県那珂市)の教育長や幼稚園長をつとめた著者による瓜連の昔話集。 町名の起源、四匹の狐の伝承、鏡にまつわる怨霊譚、瓜連城や古徳城の話、太田鋳銭座襲撃事件など、伝承や歴史、史跡や寺社の話、瓜連にまつわる話を紹介する。
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田中広明『豪族のくらし─古墳時代〜平安時代』
¥1,900
すいれん舎 2008年初刷 カバー(少ヤケ・少ヨレ)付 小口僅か汚れ 「豪族」とは何ものか。 その暮らし、家族、文字、序列などを発掘された遺跡から探る。 もののけ姫や山椒大夫など物語のなかにあらわれる豪族、関東を代表する地位までになった女性豪族やファーストレディとなった女性。 豪族たちの姿をやわらかく読みやすい文章で綴る。
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岡部狷介『史都平戸─年表と史談』
¥500
財団法人松浦史料博物館 1975年五版改訂 裸本 全体ヤケ・シミ 表紙折れ跡有り 折頁有り 終頁ノドに破れ有り 古来より東アジア、ヨーロッパなど諸外国の文化の入り口となってきた平戸。 松浦本党八百年の歴史とともに、年表、特産、人口、対外政策や交流、内戦、平戸出身の人々、またその地を訪れた諸国の人々、名所旧跡などをまとめる。
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秋山高志『在郷之文人達─近代之予兆』
¥7,000
那珂書房 2011年初版 カバー(少ヨレ・少汚れ)付 全体ヤケ・シミ 近世・常陸国の在郷文人88名を紹介し、その業績をまとめる。 連歌・詩・医学・道術等その分野は多岐に亘る。 『水戸の文人』(ぺりかん社)の姉妹編。
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秋山高志『水戸の文人─近世日本の学府』
¥5,500
ぺりかん社 2009年初版 カバー(少シミ・少ヨレ)付 天・小口僅かシミ 地シミ 近世水戸藩を主に、「水戸の文人」についてまとめる。 地方文壇の成立、庭園、書、出版、東洋史学、「富士登山」など資料を多く用い、文人たちのひととなりまたその業績、交流について検証してゆく。 『在郷之文人』(那珂書房)の姉妹編。
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吉田光邦『日本の職人』
¥600
角川選書86 角川書店 1980年5版 カバー(背ヤケ・少ヨレ)付 本体少ヤケ・僅か汚れ 三方キズ・少シミ・少汚れ 1950年〜1970年代、手仕事職人たちの仕事と暮らしを記したルポルタージュ。 扇、鏡、仏などの京職人、刺繍、象嵌といった加賀職人、そのほか漆、たたら、そうめんなどそれぞれの地域で伝えられる手仕事について調査し、その現状を文化構造に位置付けしなおす。
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今津健治『近代技術の先駆者─東芝創立者田中久重の生涯』
¥1,600
角川選書 角川書店 1964年初版 カバー(少汚れ・少破れ)付 全体ヤケ・少シミ・少ヨレ 地キズ・少汚れ 見返し剥し跡有り 寛政十一年現在の福岡県久留米に生まれ、「からくり儀右衛門」と呼ばれるほどのからくり発明の才を発揮、時計師となりその後明治八年日本最古の電機メーカーとされる東京芝浦電気株式会社を設立した田中久重。 東芝創立者の一代を描く。
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奥村正二『「電気」誕生200年の話』
¥1,000
築地書館 1987年初版 カバー(ヤケ・少ヨレ・少破れ)付 天シミ 先行研究「フレミング『50年史』」をはじめに、平賀源内のエレキテル、ベルの電話、コンピュータの発展まで、各地の博物館に展示されている資料をもとにして電気史を辿ってゆく。
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櫻井彦『信濃国の南北朝内乱─悪党と八〇年のカオス』
¥1,300
歴史文化ライブラリー536 吉川弘文館 2021年初版 カバー付 上角少ヨレ 足利尊氏が光明天皇を擁立し、後醍醐天皇が吉野入りしたことによって皇統は南北朝に分かれた。 両朝合一までの約六十年間を「南北朝内乱」というが、信濃国においてはその内乱がその後二十年も継続した。 荘園領主や幕府の抵抗勢力として存在した「悪党」に注目し、八十年に亘る内乱について探る。
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総合女性史学会編『女性官僚の歴史─古代女官から現代キャリアまで』
¥2,000
吉川弘文館 2013年初版 カバー付 本体状態良 大宝令の一篇目「後宮官員令」により定められた「後宮十二司」から、中世の典侍の職掌、戦国期の女官、そうして男女平等憲法と男女分業の間にある現代女性官僚まで、「女性官僚の歴史」に関する論文集。
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絵本作成委員会『月ヶ瀬 梅と姫のものがたり』
¥1,000
辰巳雅章 絵 月ヶ瀬村教育委員会 あまのはしだて出版 2004年発行 カバー(僅かヤケ・少ヨレ・キズ)付 小口少シミ 頼山陽や富岡鉄斎ら文人墨客にも愛されてきた名勝・月ヶ瀬梅渓。 そのはじまりは、後醍醐天皇の侍女・園生がこの地に辿り着いたことだった。 月ヶ瀬の地にある園生(姫若)伝承を絵本にする。
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大谷渡『大阪河内の近代─東大阪・松原・富田林の変貌』
¥1,000
東方出版 2002年初版 カバー(少ヨレ・僅か汚れ)付 本体状態良 生駒山周縁の民俗信仰と密接な関わりを持ち、天理教・金光教・ひとのみち等の新宗教運動にもゆかりのあった東大阪。 昭和恐慌下から戦後にかけての松原、富田林。 大阪市という大都市の近郊にあり、その激動の余波を引き受けてきた河内地方の三市について論じる。
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大谷渡『看護婦たちの南方戦線─帝国の落日を背負って』
¥1,800
東方出版 2011年初版 カバー(背ヤケ)付 戦時下において部隊とともに出征した看護婦たち。 陸軍看護婦、日赤救護看護婦、台湾人看護婦、戦争のさなかで多くの兵士たちを救護し看取った彼女たちの青春とその後を描く。
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大谷渡『台湾の戦後日本─敗戦を越えて生きた人びと』
¥1,100
東方出版 2015年初版 カバー(僅かヨレ)付 陸軍士官学校留学生隊、偕行社、病院、精糖工場、航空廠─ あるいは日本人として、あるいは留学生として、戦時中日本に暮らしていた台湾人の、それぞれの戦後を辿る。
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大谷渡『台湾と日本─激動の時代を生きた人々』
¥1,800
東方出版 2008年初版 カバー付 日本統治下にある台湾に生まれ育った人々の戦前から戦後を辿る。 台湾の名家に生まれ、日本女子大学に進学した少女。 台湾から東京帝国大学医学部に進み医師となった青年。 台南で活動した日本人女性。 民族運動やデモクラシー、当事者の体験と当時の世相等を綴る。
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黒田俊雄『歴史学の再生─中世史を組み直す』
¥1,000
校倉書房 1983年初版 カバー(少ヨレ)付 全体ヤケ 天少汚れ 顕密体制、神道や皇室考、楠木正成の再評価、民衆史、非人論、個人と「イエ」等、「中世史を組み直す」と副題にあるように、歴史学とくに中世史に焦点を当てた一冊。
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成清弘和『男尊女卑─法の歴史と今後』
¥1,500
明石書店 2021年初版 カバー(少ヨレ)付 本書は日本古代社会の「養老令」における男女格差の小ささに注目し、以降の日本社会でどのように「男女差別」が形成され、定着していったかを古代、中世、近世から近現代にかけての「法」を中心に見てゆく。
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小川真和子『海を海をめぐる対話 ハワイと日本─水産業からのアプローチ』
¥1,000
塙選書124 塙書房 2019年初版 カバー(少ヨレ・キズ)付 日本からハワイへの集団移住は明治元年五月にはじまった。 以来百五十年ものあいだ、日本から多くの人々がハワイに移り住み、国際交流のかけ橋となった。 本書はハワイにおける日本人漁業を中心に、ハワイと日本の海に生きる人々について記す。
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老川慶喜・前田一男編著『ミッション・スクールと戦争─立教学院のジレンマ』
¥2,500
東信堂 2008年初版 カバー(少ヨレ)付 昭和40年代、日本のミッション・スクールはどのような立場にあったか。 基督教主義による教育から皇道主義による教育へ、戦時下の学生生活、尹東柱ほか朝鮮人留学生たち、教育関係者たちの出征等、立教学院を中心に戦時下外国ミッション教育がどうあったかを記す。
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沈国威編『漢字文化圏諸言語の近代語彙の形成─創出と共有』
¥5,000
関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ6 2008年初版 カバー(僅かヤケ・キズ)付 上角僅か折れ 2007年関西大学開催の国際シンポジウム「漢字文化圏諸言語の近代語彙の形成・創出と共有」の報告を基調とした論文集。 漢字文化圏内の国々の「近代」的経験の蓄積と交流、それらの橋渡しとしての「言語」の役割について論じる。 松井利彦「近代日本語における〈時〉の獲得」、真田治子「井上哲次郎の欧州留学と日記中の西洋人氏名・欧文書名について」等。