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エドワード・H・シェーファー著/吉田真弓訳『サマルカンドの金の桃』
¥7,200
唐代の異国文物の研究 アジアーナ叢書 伊原弘監修 勉誠出版 2007年7月初版 カバー(ヤケ・僅かヨレ)付 三方キズ・僅かシミ 少線引 西方からシルクロードを経由して唐に渡った文物。 人、動物、薬、果物、宝石、詩人たちの手によって実際のそれとは異なるイメージをも付与されたものものを博物学的に記す。 「唐好み」の百科事典ともいうべき一冊。
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稲田奈津子・王海燕・榊佳子編著『黄泉の国との契約書』
¥2,800
東アジアの買地権 勉誠出版 2023年3月初版 カバー付 地キズ 死者を埋葬するための土地、つまりは「墓地」の権利をめぐる契約書=「買地券」。 古代中国から朝鮮、日本に伝播した「買地権」について、多くの写真版を駆使し、実例をもとに考察していく。
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小曽戸洋『漢方の歴史─中国・日本の伝統医学』
¥1,200
あじあブックス011 大修館書店 2002年9月2刷 カバー(少ヤケ)付 本体僅かヨレ 地少汚れ 中国に起源を持つ東アジアの伝統的医学。 日本ではそれらを「漢方」と呼び、やがて独自の発展を遂げた。 本書は中国医学の形成から日本への伝達・伝播、江戸期日本における「漢方」の隆盛、また日本から中国への還流など、中国。日本の伝統医学史を辿る。
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山田慶兒・土屋榮夫『復元水運儀象台─十一世紀中国の天文観測時計塔』
¥4,500
新曜社 1997年3月初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ・少汚れ・僅か破れ)付 三方シミ 本文頁に一部折れ跡有り 11世紀、北宋の首都開封に約五年の歳月をかけて建設された天文観測時計塔「水運儀象台」。 高さ11メートル、一辺が6メートル以上もある天文観測塔を、当時の記録を詳細に検分し、また実際の復元課程を記録する。
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石渡美江『楽園の図像─海獣葡萄鏡の誕生』
¥2,000
歴史文化ライブラリー97 吉川弘文館 2017年10月発行 カバー(背僅かヨレ)付 天少汚れ 海獣葡萄鏡。 獅子、天馬、孔雀、麒麟らの「海獣」と、シルクロードを通って西方から中国へと入ってきた「葡萄」。 なぜ中国の人々はそれらを鏡の背面に用いたのか。 代表的な「葡萄唐草文」をはじめ、モチーフとされた図像とその流入、時代的背景、推移についてあらためていく。
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藤本勝次・山田憲太郎・三杉隆敏『海のシルクロード』
¥1,000
絹・香料・陶磁器 朝日カルチャーブックス14 大阪書籍 1982年12月初版 カバー(キズ・少ヨレ・少汚れ)付 全体ヤケ 天スレ 地汚れ シルクロードには二つの道がある。 砂漠、そして海。 本書では一般に知られる砂漠の道ではなく、海上の交易ルート=シルクロードに焦点を当て、さらにはそこで主に扱われた絹、香料、陶磁器に注目する。
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関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター編『新発見豊臣期大坂屏風』
¥1,600
なにわ・大阪文化遺産学叢書19 関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター 2010年3月発行 カバー付 全体少ヤケ 地キズ 本文に僅かヨレ有り 2006年、関西大学に招聘されたドイツ人研究者により、オーストリアの古城に豊臣期屏風が現存しているとの情報がもたらされる。 本書はその屏風の調査記録であり、屏風に描かれた人物や背景が細部にわたって解説される。
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森本慶太『スイス観光業の近現代─大衆化をめぐる葛藤』
¥2,000
関西大学出版部 2023年9月発行 カバー付 日本では「ハイジ」のイメージで語られることも多い国、スイス。 本書は1930年〜1940年代を中心に、スイスの観光業が政治・経済・社会的状況などにより変容し、やがて戦後の大衆化へと向かう様を追ってゆく。
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清水昭博『古代日韓造瓦技術の交流史』
¥9,500
清文堂出版 2012年3月初版 カバー(少ヤケ・僅かヨレ)付 蘇我馬子による飛鳥寺造営の際、『日本書紀』には「百済より四人の瓦博士が派遣されてきた」との記述がある。 日本で最初の造瓦とされる四博士派遣より、古代日韓の造瓦技術の交流は続いてきた。 本書は実例をもとにその交流の実際について調査してゆく。
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梅渓昇『アメリカところどころ』
¥1,500
青史出版 2008年12月初版 裸本 本体僅か歪み 裏表紙ヘコミ 天僅か汚れ 見返し謹呈署名入 書入れ有り 1962年10月から1963年6月、ミシガン大学日本研究所に招聘された著者のアメリカ滞在日記と見聞録。 アメリカ渡航の手順から当時の学生や大学の様子、日米の研究者との交流、家族への気遣いなどが細やかな筆致で綴られる。
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J・L・アブー=ルゴド著/佐藤次高他訳『ヨーロッパ覇権以前─もうひとつの世界システム』
¥2,200
岩波書店 2001年11月初版 上下巻の2冊セット カバー(少ヤケ・キズ・少ヨレ)付 天キズ 三方に少汚れ有り 本書は1250年から1350年、中国と中央アジア、中東とヨーロッパにおいて構築された世界システムについて指摘する。 なぜそれらが近代世界システムに上書きされていったのか。 今後世界はどのようなシステムを構築していくのか。 西洋中心史観から脱却し、新たな世界史観を呈示する。
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冨谷至『漢唐法制史研究』
¥11,000
創文社 2016年初刷 函付 秦漢、三国時代を経て、その精緻さから東アジア諸域に大きな影響を及ぼした8世紀唐王朝の刑罰・法制度。 本書はその法・刑・罪─法典の成立過程から、刑罰、犯罪、宮刑と腐刑等について記す。
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奥村正二『「電気」誕生200年の話』
¥1,000
築地書館 1987年初版 カバー(ヤケ・少ヨレ・少破れ)付 天シミ 先行研究「フレミング『50年史』」をはじめに、平賀源内のエレキテル、ベルの電話、コンピュータの発展まで、各地の博物館に展示されている資料をもとにして電気史を辿ってゆく。
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大谷渡『看護婦たちの南方戦線─帝国の落日を背負って』
¥1,800
東方出版 2011年初版 カバー(背ヤケ)付 戦時下において部隊とともに出征した看護婦たち。 陸軍看護婦、日赤救護看護婦、台湾人看護婦、戦争のさなかで多くの兵士たちを救護し看取った彼女たちの青春とその後を描く。
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大谷渡『台湾の戦後日本─敗戦を越えて生きた人びと』
¥1,100
東方出版 2015年初版 カバー(僅かヨレ)付 陸軍士官学校留学生隊、偕行社、病院、精糖工場、航空廠─ あるいは日本人として、あるいは留学生として、戦時中日本に暮らしていた台湾人の、それぞれの戦後を辿る。
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大谷渡『台湾と日本─激動の時代を生きた人々』
¥1,800
東方出版 2008年初版 カバー付 日本統治下にある台湾に生まれ育った人々の戦前から戦後を辿る。 台湾の名家に生まれ、日本女子大学に進学した少女。 台湾から東京帝国大学医学部に進み医師となった青年。 台南で活動した日本人女性。 民族運動やデモクラシー、当事者の体験と当時の世相等を綴る。
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葛兆光著/坂出祥伸監訳他『道教と中国文化』
¥1,500
東方書店 1993年初版 カバー(少ヤケ・少汚れ)付 三方少汚れ 天シミ 中国という土壌からどのように道教というものが起こり、発展していったか。 その起源、宇宙観、儀礼、信仰、方術について俯瞰し、また発展について時代ごとに概観する。 道教が中国文化にどのような影響を及ぼしたか、庶民文化や古典文学にその形跡を辿る。
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P・R・ハーツ著/鈴木博訳『道教』
¥600
シリーズ世界の宗教 青土社 1996年2刷 カバー(ヤケ・少汚れ)付 三方少汚れ 道教とは何か。 創始者もなく中心人物もなく、多くの「道士」たちにより学びを得る独特の宗教体系。 中国の民俗信仰やシャーマニズム、老荘思想といったものものから、教団の成立、経典、儀式、思想などをまとめる。
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成清弘和『男尊女卑─法の歴史と今後』
¥1,500
明石書店 2021年初版 カバー(少ヨレ)付 本書は日本古代社会の「養老令」における男女格差の小ささに注目し、以降の日本社会でどのように「男女差別」が形成され、定着していったかを古代、中世、近世から近現代にかけての「法」を中心に見てゆく。
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小川真和子『海を海をめぐる対話 ハワイと日本─水産業からのアプローチ』
¥1,000
塙選書124 塙書房 2019年初版 カバー(少ヨレ・キズ)付 日本からハワイへの集団移住は明治元年五月にはじまった。 以来百五十年ものあいだ、日本から多くの人々がハワイに移り住み、国際交流のかけ橋となった。 本書はハワイにおける日本人漁業を中心に、ハワイと日本の海に生きる人々について記す。
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沈国威編『漢字文化圏諸言語の近代語彙の形成─創出と共有』
¥5,000
関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ6 2008年初版 カバー(僅かヤケ・キズ)付 上角僅か折れ 2007年関西大学開催の国際シンポジウム「漢字文化圏諸言語の近代語彙の形成・創出と共有」の報告を基調とした論文集。 漢字文化圏内の国々の「近代」的経験の蓄積と交流、それらの橋渡しとしての「言語」の役割について論じる。 松井利彦「近代日本語における〈時〉の獲得」、真田治子「井上哲次郎の欧州留学と日記中の西洋人氏名・欧文書名について」等。
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札幌学院大学人文学部編『北海道の民族と文化─〈公開講座〉北海道文化論』
¥700
札幌学院大学人文学部学会 1985年初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ・少汚れ)付 天地キズ 小口スレ・少汚れ 北海道の考古学及び博物館、ウィルタ(オロッコ)・ニブヒ(ギリヤーク)民族とその文化、北海道の民族とその文化など、1982年度札幌商科大学人文学部夏季集中講義「北海道文化論」をもとにした論文集。
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布目潮渢『中国茶文化と日本』
¥4,800
汲古選書21 汲古書院 1998年初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ)付 天僅かシミ 見返し僅か破れ 唐・宋・明代の茶器について、明代の文人茶など中国茶のルネサンス、嵯峨天皇や栄西、隠元に見る日本への茶文化渡来。 中国の茶文化とその日本流入について記す。
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東アジア恠異学会『怪異学の可能性』
¥3,500
角川書店 2009年初版 カバー(折れ)付 天地少汚れ 奈良、平安、鎌倉から近世、近現代まで、歴史資料にはしばしば「不思議なこと」があらわれる。 現代の目から見れば「フシギ」となる、これら「怪異」を探れば当時の王権にもつながってゆく。 異常気象や疫病とともにあらわれる異形のもの、能に描かれる夢幻、巷を賑わす噂話─ 日本を含めた東アジアの『怪異』を探る論文集。