-
冨谷至『漢唐法制史研究』
¥11,000
創文社 2016年初刷 函付 秦漢、三国時代を経て、その精緻さから東アジア諸域に大きな影響を及ぼした8世紀唐王朝の刑罰・法制度。 本書はその法・刑・罪─法典の成立過程から、刑罰、犯罪、宮刑と腐刑等について記す。
-
奥村正二『「電気」誕生200年の話』
¥1,000
築地書館 1987年初版 カバー(ヤケ・少ヨレ・少破れ)付 天シミ 先行研究「フレミング『50年史』」をはじめに、平賀源内のエレキテル、ベルの電話、コンピュータの発展まで、各地の博物館に展示されている資料をもとにして電気史を辿ってゆく。
-
大谷渡『看護婦たちの南方戦線─帝国の落日を背負って』
¥1,800
東方出版 2011年初版 カバー(背ヤケ)付 戦時下において部隊とともに出征した看護婦たち。 陸軍看護婦、日赤救護看護婦、台湾人看護婦、戦争のさなかで多くの兵士たちを救護し看取った彼女たちの青春とその後を描く。
-
大谷渡『台湾の戦後日本─敗戦を越えて生きた人びと』
¥1,100
東方出版 2015年初版 カバー(僅かヨレ)付 陸軍士官学校留学生隊、偕行社、病院、精糖工場、航空廠─ あるいは日本人として、あるいは留学生として、戦時中日本に暮らしていた台湾人の、それぞれの戦後を辿る。
-
大谷渡『台湾と日本─激動の時代を生きた人々』
¥1,800
東方出版 2008年初版 カバー付 日本統治下にある台湾に生まれ育った人々の戦前から戦後を辿る。 台湾の名家に生まれ、日本女子大学に進学した少女。 台湾から東京帝国大学医学部に進み医師となった青年。 台南で活動した日本人女性。 民族運動やデモクラシー、当事者の体験と当時の世相等を綴る。
-
葛兆光著/坂出祥伸監訳他『道教と中国文化』
¥1,500
東方書店 1993年初版 カバー(少ヤケ・少汚れ)付 三方少汚れ 天シミ 中国という土壌からどのように道教というものが起こり、発展していったか。 その起源、宇宙観、儀礼、信仰、方術について俯瞰し、また発展について時代ごとに概観する。 道教が中国文化にどのような影響を及ぼしたか、庶民文化や古典文学にその形跡を辿る。
-
P・R・ハーツ著/鈴木博訳『道教』
¥600
シリーズ世界の宗教 青土社 1996年2刷 カバー(ヤケ・少汚れ)付 三方少汚れ 道教とは何か。 創始者もなく中心人物もなく、多くの「道士」たちにより学びを得る独特の宗教体系。 中国の民俗信仰やシャーマニズム、老荘思想といったものものから、教団の成立、経典、儀式、思想などをまとめる。
-
成清弘和『男尊女卑─法の歴史と今後』
¥1,500
明石書店 2021年初版 カバー(少ヨレ)付 本書は日本古代社会の「養老令」における男女格差の小ささに注目し、以降の日本社会でどのように「男女差別」が形成され、定着していったかを古代、中世、近世から近現代にかけての「法」を中心に見てゆく。
-
小川真和子『海を海をめぐる対話 ハワイと日本─水産業からのアプローチ』
¥1,000
塙選書124 塙書房 2019年初版 カバー(少ヨレ・キズ)付 日本からハワイへの集団移住は明治元年五月にはじまった。 以来百五十年ものあいだ、日本から多くの人々がハワイに移り住み、国際交流のかけ橋となった。 本書はハワイにおける日本人漁業を中心に、ハワイと日本の海に生きる人々について記す。
-
沈国威編『漢字文化圏諸言語の近代語彙の形成─創出と共有』
¥5,000
関西大学東西学術研究所国際共同研究シリーズ6 2008年初版 カバー(僅かヤケ・キズ)付 上角僅か折れ 2007年関西大学開催の国際シンポジウム「漢字文化圏諸言語の近代語彙の形成・創出と共有」の報告を基調とした論文集。 漢字文化圏内の国々の「近代」的経験の蓄積と交流、それらの橋渡しとしての「言語」の役割について論じる。 松井利彦「近代日本語における〈時〉の獲得」、真田治子「井上哲次郎の欧州留学と日記中の西洋人氏名・欧文書名について」等。
-
札幌学院大学人文学部編『北海道の民族と文化─〈公開講座〉北海道文化論』
¥700
札幌学院大学人文学部学会 1985年初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ・少汚れ)付 天地キズ 小口スレ・少汚れ 北海道の考古学及び博物館、ウィルタ(オロッコ)・ニブヒ(ギリヤーク)民族とその文化、北海道の民族とその文化など、1982年度札幌商科大学人文学部夏季集中講義「北海道文化論」をもとにした論文集。
-
布目潮渢『中国茶文化と日本』
¥4,800
汲古選書21 汲古書院 1998年初版 カバー(少ヤケ・少ヨレ)付 天僅かシミ 見返し僅か破れ 唐・宋・明代の茶器について、明代の文人茶など中国茶のルネサンス、嵯峨天皇や栄西、隠元に見る日本への茶文化渡来。 中国の茶文化とその日本流入について記す。
-
東アジア恠異学会『怪異学の可能性』
¥3,500
角川書店 2009年初版 カバー(折れ)付 天地少汚れ 奈良、平安、鎌倉から近世、近現代まで、歴史資料にはしばしば「不思議なこと」があらわれる。 現代の目から見れば「フシギ」となる、これら「怪異」を探れば当時の王権にもつながってゆく。 異常気象や疫病とともにあらわれる異形のもの、能に描かれる夢幻、巷を賑わす噂話─ 日本を含めた東アジアの『怪異』を探る論文集。
-
真貝義五郎訳『ラフカディオ・ハーンの神戸クロニクル論説集─「パレット文庫」版』
¥1,500
恒文社 1994年初版 カバー(背少ヨレ)付 三方及び始頁にシミ・少汚れ有り 地に小印有り 1894年、ラフカディオ・ハーンは熊本五高を離れ、居留外国人向けの英字新聞『神戸クロニクル』論説記者となった。 ハーンの執筆した『神戸クロニクル』論説48編は早い時期から翻訳紹介されている。 本書はアメリカ・バージニア大学パレット文庫のハーン・コレクションに収蔵されていた新資料であり、翻訳とともになぜこれほどの分量の資料が埋もれていたのか、また神戸でのハーンの執筆活動について焦点をあてる。
-
『敦煌の美術』
¥1,000
SUN MOOK 別冊デラックス3 太陽社 1979年発行 全体ヤケ 背及び両表紙にキズ・筋有り 天スレ 地に傷み有り 井上靖による序文、陳舜臣「敦煌の盗賊たち」、鄧健吾撮影「莫高窟の壁画・塑像」ほかフルカラー写真版と論考・随筆を収める。
-
玄幸子・高田時雄編著『内藤湖南敦煌遺書調査記録』
¥5,500
関西大学東西学術研究所資料叢刊34 関西大学出版部 2015年初版 カバー付 本体状態良 明治43年の北京訪書など、内藤湖南の敦煌遺書調査記録について収める。 「清国学部所蔵敦煌石室写経繙閲目録」 「欧州調査用『董康目録』」抄録原稿墨書及び鉛筆書 校録部・影印部を収録する。
-
松浦章『汽船の時代─近代東アジア海域』
¥8,500
清文堂 2013年初版 カバー(僅かヤケ・僅かヨレ)付 地に僅か汚れ有り 本書では、1853年ペリーが四隻の軍艦を率いて浦賀沖に現れたことにより、日本において汽船による交通革命の時代が到来したとされる。 台湾、香港、青島、上海など、19世紀後半から20世紀にかけての東アジア海域における汽船航運が複数の地域をつなぐ文化の先端であったことを論ずる。
-
久慈力『シルクロード渡来人が建国した日本─秦氏、蘇我氏、藤原氏は西域から来た』
¥2,200
SOLD OUT
現代書館 2007年3刷 カバー(少ヤケ)付 本体状態良 「古代日本の豪族である秦氏、蘇我氏、藤原氏は、シルクロードから中国、インド、朝鮮半島を経由した遊牧騎馬民族後裔である」という説に基づき、飛鳥の巨石、正倉院、雅楽、祇園祭ほか寺社仏閣や各地に残る文化にその影響を読み解く。
-
渡辺一夫『後宮異聞─寵姫ガブリエル・デストレをめぐって』
¥1,000
筑摩書房 1975年初刷 函(少汚れ)付 天・小口に少シミ有り 別紙「参考書目及び大江健三郎『ユマニスト評伝の最終の花」付 16世紀フランス、アンリ4世の寵姫であったガブリエル・デストレ。 その非業の生涯を追う。
-
喜安朗『パリの聖月曜日─19世紀都市騒乱の舞台裏』
¥600
平凡社 1982年初刷 カバー(僅かヨレ)付 全体少ヤケ 天少汚れ 地に赤インク染み有り 下角折れ有り コレラ等伝染病の恐怖、路上生活者や困窮する者、出稼ぎ労働者、居酒屋に集まる人々など、19世紀パリの市街を描く。
-
ネヴィンスン著/石田憲次・泰訳『英国人』
¥800
南雲堂不死鳥選書 1957年初刷 カバー(スレ・ヨレ・僅か破れ)付 三方・終頁・見返しにシミ有 折れ跡有 1929年(第一次世界大戦後10年)英国の社会・政治・貴族を含む階級制度・宗教や芸術に関する興味についての報告。
-
岡村秀典『中国文明 農業と礼制の考古学』
¥1,000
諸文明の起源6 学術選書36 京都大学学術出版会 2008年初版 カバー(背少ヨレ・僅かヤケ)付 地に僅か汚れ有り 古代四大文明のうち唯一近代まで持続した文明、中国文明。 その上部構造としての「儒教」及び「礼制」、下部構造たる「農業」「生活」に注目し、「社会」の変遷を辿る。
-
藪田貫『日本近世史の可能性』
¥2,500
校倉書房 2005年初刷 カバー(背少ヤケ)付 本体状態良好 「ことば」「女性」「アジア」などを軸に著者の論考をまとめる。 百姓一揆、アリス・ベーコン、五代友厚の小国論、明治初年の「日本語」論争に関わった森有礼や久米邦武についてなど、内容は多岐に亘る。
-
古松崇志他・編『金・女真の歴史とユーラシア東方』
¥3,200
アジア遊学233 勉誠出版 2019年初刷 カバー付 本体状態良好 12世紀前半に興った金はおよそ100年にわたり繁栄した。 本書は金代の政治、社会から遺跡、文物等について考察し、女真から満州へと続く道程を見る。