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吉田正春『回疆探検ペルシャの旅』

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中公文庫
1991年初版

カバー(少汚れ)付 全体ヤケ 本体少シミ 

明治13年、開国間もない日本政府はペルシアと国交を結ぶかどうか判断するべく調査団を派遣した。
本書はその一員である外交官の道中記録。
一明治人から見た外国の市街やペルシャ皇帝との謁見の様子が描かれる。
著者の吉田正春は土佐藩参政の家に生まれるも父東洋は暗殺され、母も失い従兄後藤象二郎に養育された。
英学を修め外務省理事官となり、ペルシャ、欧州の旅を経て通信省に入る。
新聞を創刊し、また後藤象二郎の参謀として大同団結に参画した。

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